「英語っていつから始めればいいの?」
「タイミングがわからなくて…もう遅いのかな」
実は、英語を始める時期を難しく考える必要はありません。
この記事では、現役英語講師の私が多くの生徒さんを見てきた中での
気づきといくつかの根拠を紹介します。
記事を読み終えると、これからお子さんのためにすべき行動がわかります。
目次
英語を始める効果的な時期は、本人が英語に興味を持ったとき!
なぜなら、英語は英語が好きな人しか伸びません。
言語習得には魔法の方法はなく、コツコツ継続する力が大切。
では、継続力はどのように身につくのか?
鍵になる力は英語が「楽しい♡面白い♡好き♡」と思う気持ちです。
私たち大人が「英語を勉強しなさい」と言い続けて身につくものではありません。
また、マルチリンガルで有名なリディア・マホヴァ氏は以下のように述べています。
多言語習得者の私たちの共通点は言語を学ぶ過程の楽しみ方を知っていること。
学習方法は各自様々であるが、どれもみな自分が楽しめるものにしてある。
つまり何か国語も習得している彼らは「天才」なのではなく、
ただ単に言語を楽しんで学習するというコツを知っているからです。
英語をどんどん吸収できるのは幼児期
でも実際、英語耳を効率的に育てたい場合は小学校入学前までにスタートする方がよいと私は思います。
英語耳と絶対音感には関係性がある
みなさんも一度は「英語耳」という言葉を聞いたことはありませんか?
英語の正しい発音やイントネーションを聞き取る力が、この「英語耳」です。
臨界期について
引用:TED talk『The linguistic genius of babies』
赤ちゃんは大人が聞き取れないような些細な違いがわかる絶対音感!
周波数について
引用:リスニングパワー公式サイト
赤ちゃんはこの全ての言語の周波数に対応できる!
でも、徐々に日本語耳になると聞き取れなくなってくる…
聴覚について
7才~8才の頃に聴く力が最高値まで成長するよ!
英語と日本語同時に学ぶことにデメリットはなし

頭が混乱しないの?
心配ご無用、全く問題なし。
例えば1日1時間おうち英語を1年間続けると…年間で365時間の学習時間。365/8760時間です。
こうして数字にしてみると分かりやすいですね。
日本語が圧倒的に多い環境では英語を学ぶことによって日本語学習が不利になる可能性は低いでしょう。
巷では、英語習得には最低3000時間の学習が必要と言われています。
つまり、日本語が飛び交う環境で生活している限り、日本語に支障が出ることはありえません。
最後に、「好きこそものの上手なれ」
まさに英語学習にも当てはまるぴったりな言葉ですね。
何度も言いますが、言語の習得は簡単なものではありません。
英語を始めてみたいな?と興味をもった時が一番効果的な時期なのです。
英語=楽しい・面白いと思い、積極的に自分から学ぶ環境を作ってあげることが一番の習得への近道です。
しかし、私たちの身体の構造上、脳の成長がピークを迎える小学校入学前までに英語を始めると、
本人の努力次第で英語耳を苦労せずに手に入れることができます。
そのため、迷われている方、何もまだ初めていない方はぜひ、
幼稚園児の頃までに英語と触れ合える機会を作ってみて下さい。
おまけに、26歳で学び始めた私の旦那様の話
私の夫はカナダ人です。
カナダに住みながら日本語の勉強を26才から始めました。
結果、4年間で日本のTVを字幕なしでも楽しめる程のリスニング力が付きました。
どうやったか?答えは簡単。
- ひたすら自分の興味のあるアニメや映画を日本語音声&英語字幕で観る。
- 関連した主題歌を聴いたり、他のJ‐POPを調べて隙間時間にも聴く。
- お気に入りの俳優が出ている他のドラマやバラエティー番組を毎週観る。
この繰り返しです。
そう、彼には日本語学習は趣味の一部であり、このように全く苦にならない彼独自の方法でコツコツ続けています。(今も勉強中)
何事も焦りは禁物ですね。