人間は生まれ持った気質があり、
5つのタイプに分けることができると
言われています。
その気質は、
小さい年齢の方が影響が強く、
3歳までは行動の7割が気質によるものだそうです。
大きくなるにつれて、
周りの環境などでこの気質が弱くなってきます。
子どものタイプを理解すると、
どのように接すると子どもに届きやすいのか、
効果的な褒め方、怒り方もわかるんです。
英語の声掛けを学んで使ってみてくださいね。
私も200人以上の生徒と接してきましたが、
本当にみんな十人十色ですね。
Aちゃんには、
この教え方でわかってくれたけど、
Ｂちゃんは
全然響いていないな～と日々悪戦苦闘でした。
そんな時に、この「タイプ」があることを知り、
かなり接し方のヒントを得ましたので、
みなさんにも簡単にご説明しますね。
①エンジェルタイプ…いつもニコニコで人懐こいが、
忘れっぽくのんびり屋さん。
②テキストタイプ…物覚えがよくしっかり者の優等生だが、
完璧主義.。
③デリケートタイプ…敏感で繊細、
人見知りでか細い声でよく泣く。
④アクティブタイプ…好奇心旺盛でわんぱく、
聞き耳をもたないことも多々。
⑤ネガティブタイプ…イヤ！と自己主張が激しくこだわりが強い、
人に向かって暴言を吐くことも。
（参考元：「キッズコーチング協会の気質診断」より）
①エンジェルタイプ
色んなことに興味があるタイプなので、
「Hey! Looks fun! (ヘイッ！ルックス ファン！)」
(ほら、これも面白そうだよ！)
「What’s next!(ワッツ ネクスト！)
Should be fun!(シュッド ビー ファン！)」
(次は何かな～面白そうだよ！)
などと感情に訴える言葉を使ってあげるといい。
また、このタイプは
相手を喜ばせることも好きなので、
「Thanks for helping!(センクス フォー ヘルピング！)」
(手伝ってくれて助かったよ)
「Thank you」
(ありがとう)などの感謝を伝えるととても喜びます♪
②テキストタイプ
理解力があり、
周りの兄弟や大人の真似が得意なタイプ。
絵や文字にも興味を持ちやすく絵本好きが多い。
プライドが高く、
完璧主義な所もあるので
「No problem(ノープロブレム)」
(全然大丈夫だよー)
「It`s ok!」
(平気だよー)
「Nice try!」
(頑張ったね！)
と、「失敗しても大丈夫だよ」
「何度も挑戦してみよう」と
諦めないよう励ましの言葉を
忘れずにかけてあげましょう。
また、頭がよいので、
しっかり説明をすると納得します。
「ダメ！」ではなく、
「小さい子が周りにいるから気を付けてね、
走らないでね」と面倒くさがらず、
何事も理由まできちんと説明してあげることが
ポイントです。
③デリケートタイプ
人見知り、場所見知りが酷く、
ちょっとしたことで不安になり泣いてしまいます。
観察能力が高いので、
その子のペースで慣れるまで待ってあげましょう。
大きな音を嫌う子も多いため、
なるべく小さな優しいトーンで
「Don't worry.(ドント ウォーリー)
(大丈夫だよ)
「Take your time.(テイク ユァ タイム)」
(ゆっくりでいいからね)
と慰める声掛けが効果的。
この気質をもつお子さんは、
英会話教室に通うことを嫌がる子も多いため、
家でパパママと一緒に英語を学ぶ方が落ち着き、
特におうち英語向きのタイプです♪
④アクティブタイプ
赤ちゃんの頃から大きな声で泣いたりと、
感情を身体全体を使って表現するタイプ。
好奇心旺盛で、
身体を動かして自分でもやってみないと気が済まないため、
目が離せません。
「目から入った情報」に
反射的に反応してしまうため、
急に「やりたい！」と衝動的な行動を取ります。
聞き流し英語などで聴かせる勉強より、
動画やイラストを見せながら
視覚的に説明した方が効果的です。
また、勉強中は気が散らないように、
おもちゃやゲームが目に入らない環境を作るなど
工夫する方がいいでしょう。
「Look at this!(ルック アット ディス)」
(これを見て)
「Let’s do it!(レッツ ドゥ イット)」
(それをやってみよう)
などの指示を的確に出してあげましょう。
⑤ネガティブタイプ
「イヤなことはイヤだ！」と
かなり頑固で他人の意見を聞き入れない
コントロールが難しいタイプ。
しかし、
自分の好きなことには没頭したり、
いくらでも頑張れます。
英語を無理やり押し付けると、
「英語嫌い」になる可能性が高い気質なので、
本人が進んでやるような環境作りが大切です。
好きなもの、こだわりを理解して、
英語学習でも取り入れましょう。
好きな色のワーク、お気に入りの鉛筆を使うなど。
また規則性のあることが好きなので、
「Which do you like?(ウィッチ ドゥ ユー ライク)」
「どれが好き？」
「Which one do you want?(ウィッチ ワン ドゥ ユー ウォント)」
「どっちがいい？」
と本人の興味のある方を選ばせ、
毎回同じ歌を歌ってからワークをするなど
お決まりのやり方を作ってあげると安心します。
多くのお子さんは、
ひとつのタイプだけではなく、
例えば「テキスト×デリケート」の組み合わせなど
2つの気質を持っている場合もあります。
「この気質だ！」と決めつけるのではなく、
コミュニケーションの取り方のヒントとして
ぜひおうち英語でも試してみてくださいね♪
